
ルシアンとは
ここでいうルシアンとは、ルシアン、ブラックルシアン、ホワイトルシアンについて書きたいと思います。ルシアンの名前がどういうカクテルに使われているか考えます。またルシアンとブラックルシアンの名前の関連性なども考えます。
ルシアンの共通点
全てのカクテルにウォッカが使われています。ウォッカは一般的にロシアの酒なので、ルシアン(Russian)はロシア人ということでつながっていると思います。
しかし、ほかに使われているリキュールはバラバラです。原産地もバラバラでジン(オランダorイギリス)、カカオリキュール(フランスなど)、カルーア(メキシコ)です。ルシアンに使われるリキュールに原産国は関係ないことがわかります。
結局、ルシアンはウオッカが使われているため、そこにつながってロシア人という意味で使われていることだけが分かりました。
ルシアンとブラックルシアン
ブラックルシアンとホワイトルシアンは、生クリームの有り無しでカクテルの色が変わることから名づけられていると容易に想像ができます。生クリームなしのブラックルシアンはカルーアの黒色から名づけられ、生クリームありのホワイトルシアンは白色です。
ルシアンとブラックルシアンの関係について考えたいと思います。両方のカクテルともウォッカが使われているのでそこが共通点です。しかしその他のリキュールは全然違います。まず、ジンがどこかになくなってしまい、またカカオリキュールがカルーアに変わります。ここからわかることは、ルシアンとブラックルシアンを分ける要素はカカオリキュールかカルーアが使われるかということになります。カカオリキュールは濃い茶色、カルーアは黒なので黒を強くしたという意味でブラックがついたと考えられます。なのでブラックルシアンの初期のレシピは以下のようだったと思います。
ブラックルシアン(初期レシピ?)
・ジン・・・20ml
・ウォッカ・・・20ml
・カルーア・・・20ml
しかし、なぜジンがどこかに行ってしまったのでしょうか。ジンとカルーアについておさらいしようと思います。ジンはジュニパーベリーが使われているスピリッツです。カルーアは言うまでもなくコーヒーが使われています。ここで1つ考えられることがあります。それはジンとカルーアの相性が悪いかもしれないということです。いわれてみればジンとカルーアが使われたカクテルってありますか。思いつかないような気がします。だからブラックルシアンからはジンが抜かれたと考えます。
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