●シェークする意味
ショートカクテルを作るときにシェーカーを使ってシェークしますが、シェークする意味は4つあります。
・材料を混ぜる
・材料を冷やす
・氷により加水する
・空気を混ぜる
以上の4つです。
シェークの練習にはズームを作るのがおすすめです。ズームはブランデーと蜂蜜と生クリームをシェークするカクテルです。シェークの練習になるのを1つずつ解説していきます。
●材料を混ぜる
これが1番大事です。蜂蜜も生クリームも混ざりにくい材料です。特に蜂蜜は糖分なのでシェーカーの底に層を作ります。これによりシェークしても氷がシェーカーの底に当たらず、シェークの音が鈍くなります。長くシェークし、蜂蜜が混ざると底の層がなくなり、氷とシェーカーの底が当たり、高い音が鳴ります。
●材料を冷やす
材料の冷え具合はシェーカーの冷たさで分かります。長くシェークするとその分材料は冷えます。
●氷により加水する
氷により加水具合は氷の解け具合で分かります。ある程度の加水は必要ですが、あまり長くシェークしすぎると今度は水っぽくなってしまいます。水っぽくならないぐらいのシェーク回数で抑えましょう。この点だけ、長くシェークすればいいというものでない点なので、気を付けてください。
●空気を混ぜる
空気の混ざり具合はカクテルの泡立ち具合で分かります。たくさんシェークするとその分泡立ち安くなります。グラスに注いだ時に表面に泡の層ができていれば空気は混ざっています
●まとめ
ズームを作るときは、シェーカーが冷たくなるぐらいシェークし、シェーカーと氷の当たる高い音が鳴り、しかし、氷は解けすぎないぐらいのシェークの回数で抑え、グラスに注いだ時にカクテルの表面に泡の層ができていれば、うまくシェークできていると言えます。
シェークしているときの判断基準はシェーカーの冷たさと、シェークの音のみしかありません。僕は分からないですが、もしかしたらプロは氷の解け具合、空気の混ざり具合をシェークの音により判断しているのかもしれません。そこまでシェークを上手にしてみたいですね。
●ヤマシタシのシェーク動画